⑦進路に関する悩み相談の事例
受験生のGさんから「進路で悩んでいます。」という悩み相談を受けました。
最初、Gさんは、「成績が思うように伸びない」、「勉強の時、集中力が続かない」など、現状を細かく私に説明してくれました。
でも、私がちょっと気になったのは、Gさんが先生から言われた一言です。
「今の君の成績では、A校は無理だ。B校なら何とかなるぞ。」
うーん、これは先生達が、つい、やってしまう進路指導の方法なんですね。
先生は、ティーチャーと言われるくらいですから、ティーチング(指示・指導)を仕事にしております。
方程式を教える、歴史を教える・・・、など、全て指示・指導ですよね。
しかし、進路指導では、ティーチングを使って、指示してはいけません。進路指導こそ、コーチングが必要なのです。
このケースでGさんは、「先生がそう言うのだから・・・」と、答えを人任せにしてしまい、「B校なら、今まで程勉強しなくても・・・」と、モチベーションを下げてしまいました。
その結果、今はB校すら、危ない状況に陥り、C校まで下げるべきかで悩んでいます。
私にも経験がありますが、自分で答えを見つけるより、人から答えを貰うほうが楽なので、つい、委ねてしまいそうになります。
しかし、それでは、本当の意味で解決には至りませんし、上手くいかなくなった時、人のせいにしてしまう可能性もあります。
Gさんの場合も、セッションを通じて、どこか先生のせいにしているところが見受けられました。
私はGさんに、「本当は、どこの学校に行きたいのか?」、「現状は、どうなのか?」、「残された時間で、どうすればそれが可能になるのか?」、など1つ1つ自分に向かい合ってもらいました。
なぜか?・・・、それは、自分で考え、決めたことに関しては、言い逃れが出来ないし、人は言葉にして口にすることで、自分の発言に責任を持つ傾向があるからです。
私は、「A校に合格する」という彼の意思を確認し、そこから、本当の意味でのGさんの受験生活が始まりました。














